国際エンゼル協会

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DCEFコーナー

2025年01月22日

奨学生のスピーチ
日本の皆様、東村眞理子代表、アジズル・バリ氏、及びすべてのスタッフの方々、本日はDCEFプログラムを開催し、私に感謝の言葉を述べる機会を下さりありがとうございます。
私はムニ・アクターと申します。ファイズウッディン・ショルカ・ハイスクール(FUS高校)の1年生です。私は今日、この式典が私の学校で行われることをとても誇らしく思います。そのおかげで、とても良い環境で勉学に励むことが出来ています。もし皆様の支援が無ければ、いまこの土地には牛と山羊がいるだけの野原だったことでしょう。
私達の農村では多くの家庭が経済的に厳しい状況にあります。そのため村の学生達は、学習環境の整っている遠くの街に出て学ぶことが出来ません。学生達は自分達の夢のため、より良い環境での環境での学習を望んでいるにも関わらず。しかし私達は国際エンゼル協会の皆様のおかげで学校に通うための経済的な負担はずいぶんと楽になっています。もし皆様の奨学金が無かったならば、多くの学生がその夢を諦めたことでしょう。
私は国際エンゼル協会と出会えたことをとても幸せに思います。美しく快適な学校や親切丁寧に教えてくださる先生方、最新の教育方法など、すべて皆様の支援のおかげです。日本の人々はとても勤勉であると聞きました。戦後の日本のこと、そして今の発展した日本のこと、その過程には勤勉な日本人の努力があることを学びました。その日本から来られた皆様にお会いできて今日は本当に素晴らしい一日になりました。遠く日本から優しい支援の手を差し伸べて下さっていることに、心より感謝申し上げます、最後になりますが、改めてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。


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  ムニ・アクター (FUS高校1年) 




☆ 過去の奨学生の便り ☆


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途上国の子ども達を学校へ行かせてあげたい


国の発展のためには人間の成長が最も重要なことです。将来その国を良くするのはその国の若者であり、優れた人材育成には教育しかないと、本協会では一貫して子ども達の教育に力を入れています。 

バングラデシュなどの発展途上国には、経済的な事情から学校に通うことができない子ども達がたくさんいます。限りない可能性を秘めたその子ども達に「就学の機会と将来の希望」を持って欲しい。そんな想いから1989年にスタートした奨学金制度がDCEFです。


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DCEFとは?

本協会が行っている教育里親制度(DCEF)は、特定の子どもに対して1対1の関係で個人的に援助しようというものではなく、奨学金制度などを通して、教育里親全員でより多くの子ども達に援助の手を差し伸べていこうとするものです。
 
『DCEF』 …Developing Country Educational Fund


DCEF制度の内容
 
向学心を持ちながらも、貧困ゆえに学校へ通うことのできない多くの子ども達に教育を受けるチャンスを提供しようとこの制度は始まりました。(奨学生数1,550名/2024年度)

奨学金は授業料や教科書、参考書、学用品代などの費用として使われています。また、SSC(中学卒業資格試験)・HSC(高校卒業資格試験)の受験料の一部も支給しています。

その他、老朽化した学校校舎の再建支援で1986年から2022年までの間に、皆様からの支援も含めて70校の校舎などが建設されました。

DCEFの奨学金は、エンゼルホーム※1の子ども達の教育費と識字教室※2の運営にも使われています。


※1エンゼルホーム(児童養護施設)…親のいない子どもや、経済的に困窮している家庭の子ども達を共同生活の中で養育し、教育の機会を与えながら将来有為な人材に育てることを目的に運営しています。


※2識字教室…教育を受ける機会を奪われてきた農村女性を対象に、文字の読み書きや生活に必要な基礎知識の学習を行っています。

 
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DCEFのその他の支援について

バングラデシュ以外の国では、フィリピン、スリランカ、過去にはシエラレオネ、タイ、カンボジアへ奨学金や学校建設等の支援を行ってきました。
フィリピンでは、現地に住む日系人の子女やフィリピン人の学生に奨学金を渡しました。(2024年度は48名の子ども達に奨学金を支援)


教育の成果はすぐには見えませんが、奨学金の援助を受けている子ども達が、エンゼルホームの子ども達が、研修生達がそれぞれ社会に巣立ち立派に活躍してくれることを、その姿を見せてくれることを願ってこの活動を続けて行きたいと思います。

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会員になれば…
■ 活動内容や情報を掲載してある機関誌「ANGEL NEWS」をお送りします。(年4回発行)
■ スタディツアーや各種イベントをお知らせします。

DCEF会員(教育里親) 月額 1口 2,000円


※ 送金方法は現金書留又は郵便振替でお送り下さい。
郵便自動払込方法も受け付けています。


お問い合わせ・ご入会はこちらから



バングラデシュからの報告〜音楽の教室

2025年01月29日

 エンゼルホームでは、子ども達のために毎週土曜日に音楽の先生が楽器の演奏や歌などの音楽の授業をしてくれます。また、今年よりダッカの日本人学校の先生がリコーダーを教えに来てくれました。以前、西脇のティンカーベルさんや横浜の小学生達が届けてくれたリコーダーが活躍しています。


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