はじめに私の教育の為にご支援くださった皆様に、心より感謝申し上げます。
私はアルマン・セリムと申します。土地を持たない雇われ農家の父は稼ぎも少なく、私を含め５人の兄弟を養い学校に通わせることは非常に困難でした。幸いにも７年生の時に国際エンゼル協会の奨学金をいただけるようになり、そのおかげで私は学校に通い続けることができるようになりました。この私が学業を続けるうえで非常に重要となる支えは、私がダッカ大学の大学院を卒業するまで続けていただきました。
　奨学金をいただく際は奨学金支給プログラムを開いていただきました。特に国際エンゼル協会バングラデシュ現地責任者のアジズル・バリ氏のお話は、私達が人生を考えるうえで重要なインスピレーションを与えてくれ、また日本の情報や文化のお話はすべて新鮮で興味深いものでした。
　私はたったひとつの支援が、それを受けたものの人生を大きく変えることができると知っています。今、私はガジプール県のバングラデシュ国防軍の事務官として働いていますが、これもひとえに皆様にご支援いただいたからに他なりません。学びたくても経済的な理由で満足に学ぶことが出来なかった私を支えて下さり、本当にありがとうございました。改めて心より感謝申し上げます。

　アルマン・セリム　（バングラデシュ国防軍事務官）

☆ 過去の奨学生の便り ☆