奨学生からの便り〜 感謝のスピーチより
2023年09月09日
日本の皆様、こんにちは。私はハリム・ウディンと申します。私はカパシアの農村で生まれました。父は土地を持たない雇われの農業従事者で、兄弟姉妹6人と母親の8人家族の私は、子どものころは経済的にはとても苦しい生活を送っていました。
私が7年生の時です。父は私が進級するために必要な学費が工面できず、私も仕方がないと諦めていました。その時の私を救ってくれたのが皆様の奨学金です。皆様のおかげで私は8年生に進級することができました。
皆様の奨学金は私が勉強を続ける上で無くてはならない物になりました。その後もSSC試験、HSC試験をクリアし、大学院を卒業するまで皆様の支援をいただきました。私は皆様に支えられ、経済的な不安もなく勉強に励むことができました。
現在、私はダッカのバングラデシュ中央銀行の副局長(総裁)を務めています。このように社会で成功することができたのも、皆様の支えがあったからこそです。今は私も地域の貧しい学生達を支援し、彼らが社会で活躍できるための手助けをしています。改めて今の自分があるのは皆様のおかげと感謝しています。長きにわたるご支援ありがとうございました。