バングラデシュで奨学生の集いが行われました
2017年05月02日
4月28日、エンゼルホームにおいてDCEF奨学生のプログラムが行われ、多くの学生達が参加し今年度分の奨学金を受け取りました。
このプログラムでは3名の学生が代表でスピーチを行い、その一人ジャヒドゥル・イスラム君は視覚障害を持ちながら勉強を続け、現在ジャンギノボル大学政治政策学部1年生として大学に通っています。
彼は生まれつき目が見えず、両親とも目が見えないため大変な苦労をして学校に通っていました。小学生の時は点字の本が無く、人に頼んで教科書などを録音してもらい勉強を続けてきたそうです。
そして8年生の時に学校の先生の紹介により、DCEFの奨学金を受けることができ経済的に苦しい中、前向きに勉学に励んで中学、高校を卒業しました。
エンゼルホームで奨学金プログラムに参加した際に、アジズル・バリ氏(現地プロジェクト代表)より励ましの言葉をかけてもらい、さらに勉学に励み大学に入学することができ喜んでいます。
「私は将来社会に役に立つ力を身につけたいと大学で学んでいます。日本の皆様の支援にはとても感謝しています。皆さんのおかげで毎日勉強を続けることができています」と話していました。