奨学生の便り − 10月
2014年10月03日
バングラデシュ − 奨学生からのたよりを紹介します
皆さん、こんにちは。私はアブドゥル・ワドゥドゥです。
私は、2006年〜2009年の小学6年生から10年生まで国際エンゼル協会の奨学金をもらっていました。また、大学に入った2012年から再び奨学金をもらえるようになりました。
私の父は、コミラ県で小さな洋服店を開いています。しかし、収入はほんのわずかしかなくて、私を大学に行かせるために学費を出すのは難しい状況でした。
大学に際し、改めて国際エンゼル協会の奨学金をもらえるようになったことは、本当に幸運で恵まれたことと思います。
あと3年すると、私は6年間の大学での勉強が終わり、医者になっていると思います。しかし、日本の皆さんから受けたご恩に対し、直接お返しすることは難しいと思います。でも将来、私が学んだ医学の知識を活かしてバングラデシュの人達のために恩返しをしたいと考えています。私の父もいつも日本の皆さんから受けたご恩に感謝しております。
アブドゥル・ワドゥドゥ(チッタゴン医科大学3年生)
DCEF(ディセフ)[Developing Country Educational Fund]とは…
経済的に恵まれない発展途上国の子ども達に教育援助を行う里親制度。奨学資金の供与や学校校舎の建設・設備の充実、農村女性を対象にした識字教室等を行っています。また、バングラデシュ以外に、フィリピン、シエラレオネ、スリランカなどの子ども達にも支援しています。