奨学生の便り − 8月
2014年07月26日
バングラデシュ − 奨学生からのたよりを紹介します
皆さん、こんにちは。私はシウリ・ラニ・シンハと申します。
私は4人兄弟です。父は私が5歳の時に亡くなりました。父が亡くなってからは兄が茶畑で働いて、私達家族を支えてくれました。そして、私を学校にも行かせてくれました。
しかし、私がSSC試験に合格して高校に進学したいとお願いしたところ、経済的に学校に行かせる余裕がないと言われました。私は困って学校の先生に相談したところ、国際エンゼル協会を紹介してくれました。私はすぐにガジプール県の国際エンゼル協会の事務所に奨学金の申請を行い、奨学金をいただくことが出来るようになり、おかげで2009年に高校に入学することができました。私はまた自分の夢に向かって進めるようになりました。
私は将来学校の先生になりたいという夢を持っています。私達の国の田舎では、女性に教育を受けさせるという意識がまだまだ希薄です。私が先生になったら、保護者の皆さんに教育を受けさせる意味をもっともっと伝えていきたいと思います。
私はいつも支援して下さっている日本のお母さん方に大変感謝しております。これからもバングラデシュの恵まれない青年達に支援して下さいますよう、よろしくお願いいたします。
DCEF(ディセフ)[Developing Country Educational Fund]とは…
経済的に恵まれない発展途上国の子ども達に教育援助を行う里親制度。奨学資金の供与や学校校舎の建設・設備の充実、農村女性を対象にした識字教室等を行っています。また、バングラデシュ以外に、フィリピン、シエラレオネ、スリランカなどの子ども達にも支援しています。