奨学生のたより − 6月
バングラデシュ − 奨学生からのたよりを紹介します
皆さん、こんにちは。私はシャミ・アクターです。5人兄弟です。
私は生まれつき目が不自由です。私達の国では約10%の人が障害を持っています。
私の父は土地無し農家ですが、苦しい家計の中、私をガジプール県の盲学校に通わせてくれました。
私は2004年9年生の時に、幸運なことに国際エンゼル協会の奨学金をもらえるようになりました。この教育支援は私が教育を続けるために大きな励みになりました。ただ、私の国では障害者にとっての教育環境は十分ではありません。
私がDCEFの集会で、コナバリ事務所を訪れた時に聞いたバリさんや日本のゲストのお話は、「勉強を続けること」「夢を諦めないこと」など、いつも希望を与えててくれています。またその中で、川村百合子さんが国境を超えて愛を人々に与え続けたことを知りました。
私のように障害がある者にとって、これからの人生において多くの障害が立ちはだかるかと思いますが、国際エンゼル協会の支援を受けている学生達に希望を持ってまっすぐ前を向いて進みましょうと話したいと思います。現在、私は大学院最終年です。そして、先生になる夢があります。
私達はいつも支援して下さっている日本のお母さん方に大変感謝しております。
DCEF(ディセフ)[Developing Country Educational Fund]とは…
経済的に恵まれない発展途上国の子ども達に教育援助を行う里親制度。奨学資金の供与や学校校舎の建設・設備の充実、農村女性を対象にした識字教室等を行っています。また、バングラデシュ以外に、フィリピン、シエラレオネ、スリランカなどの子ども達にも支援しています。