奨学生のたより − 5月
バングラデシュ 奨学生からのたよりを紹介します
皆さん、こんにちは。私の名前はジャスミン・アラです。シャトキラ公立大学の4年生です。
私の父は、田舎の小さなお店で働いていましたが、2009年に亡くなりました。
現在は一番上の兄が家族の面倒を見てくれています。
私は2007年、高校1年生の時に国際エンゼル協会の奨学金をいただけるようになりました。
高校を終えて、大学へ行きたいと思っていましたが、兄の収入だけでは家族の生活が精一杯で、私が勉強を続けることは不可能に近い状態でした。
そして、大学に入った後で、もう一度奨学金の申請を国際エンゼル協会に提出しました。
私は幸運にも奨学金をいただいて、大学での勉強を続けることができるようになりました。
私は奨学金支給プログラムに参加する機会がありました。このプログラムは私の夢を実現するためにいつも勇気を与えてくれます。
ある時、東村眞理子代表が出席されていた際にお話を聞く機会を得ました。代表の言葉に耳を傾けると、日本ではほとんどの人が教育を受けて、その教育によって現在のような経済大国となったことを知りました。教育の大切さを強く感じたことを覚えています。
日本の国際エンゼル協会の皆さんが、私達バングラデシュの学生たちの教育のために支援してくださっていることに感謝いたします。
私は将来、大学を卒業して、銀行員になりたいと思います。バングラデシュの発展を、また私の夢が実現できますことを祈って下さい。これからもよろしくお願いいたします。
DCEF(ディセフ)[Developing Country Educational Fund]とは…
経済的に恵まれない発展途上国の子ども達に教育援助を行う里親制度。奨学資金の供与や学校校舎の建設・設備の充実、農村女性を対象にした識字教室等を行っています。また、バングラデシュ以外に、フィリピン、シエラレオネ、スリランカなどの子ども達にも支援しています。