ミャンマーサイクロンレポート 〜倒壊した学校校舎の再建〜
2008年12月01日
2008年5月2日から3日にかけてミャンマーのイラワジ川デルタ地帯やヤンゴンを襲ったサイクロンは、平均風速40m規模の風が12時間近くにわたって吹き荒れ、場所によっては10mもの高波が襲い、推定で死者・行方不明者合わせて14万人以上がその犠牲になりました。
サイクロンで全壊した学校(カワッチャージ村)
私たちは緊急援助の次に必要となる復興のための援助を考えるべく、去る6月21日より現地入りし、被害の大きかったミャンマー南部の海外沿い町村を視察しました。
救援物資をもらって喜ぶ村人達
仏教徒が国民の9割以上を占めるミャンマーでは、僧侶が政府役人より信頼されており、その僧侶グループが積極的に救援活動を行い、サイクロンで親を亡くした子ども達や貧しい家庭の子ども達を引き取り、衣食住はもちろんのこと教育を受ける機会も提供していました。
倒木の後片付けをする少年僧たち
当協会では、皆様から寄せられた募金やチャリティイベントの収益金を合わせ、信頼できる僧侶のグループを通じ全壊した学校校舎を再建することにいたしました。
そしてこのたび、ミャンマー南部のカワッチャージ村で建て直される学校校舎の地鎮祭が行われました。順調に工事が進めば来春早々には完成予定で、村の子ども達や関係者達は新しい校舎を心待ちにしています。
カワチャージ村の学校で行われた地鎮祭の様子