バングラデシュ・サイクロン支援活動報告
サイクロンで倒壊した校舎が新しく生まれ変わります
昨年11月15日から16日にかけてバングラデシュを襲った大型サイクロンは、政府の発表では死者3,500名以上、家屋の倒壊や農作物、家畜の被害など延べ680万人もの人々が被災するという、近年まれに見る甚大な被害をもたらしました。
本協会では現地事務所を拠点に情報を収集し、被災地への支援活動を行ってきました。
特に被害の大きかったバングラデシュ南方ボルゴナ県へは、現地事務所長の前田泰宏とバングラデシュ人スタッフ数名を派遣し、実際に被災地の状況を見て回り何が一番必要とされているか地元の人々とも相談しながら検討しました。
その結果、サイクロンの高波によって校舎が倒壊してしまい、授業を行うことができなくなってしまったパタルガタ市カクチラ村のバインチャトキ中学校の校舎を再建すべく、工事を進めてきました。現在、壁や屋根が完成しており、新しい校舎で授業を受けられる日も間近です。
ほぼ外壁ができあがったバインチャトキ中学校の新校舎
本協会では昨年11月15日以降、多くの方々より救援募金のご協力をいただき、たくさんの義援金が集まりました。心より感謝申し上げます。
被害の大きかった地方でも復旧作業が進んでおり、人々の生活も徐々にではありますが落ち着きを取り戻してきています。
当協会としましては、この3月31日で緊急募金の受付けを終了し、今後は皆様から集まった義援金を倒壊した学校校舎の修復など、子供達の教育に関わる分野で有効に役立てさせていただきます。
●皆様から集まった義援金の総額 ・・・ 2,760,606 円
救援募金の受付は3月末で終了いたしました。ご協力ありがとうございました