YURIKOエンゼルスクールの竣工式が開催されました
バングラデシュ・ガジプール県で12月5日、YURIKOエンゼルスクールの竣工式が、生徒や保護者など約700人が参列する中、盛大に開催されました。第一部の式典では東村眞理子・本会代表理事の挨拶をはじめ関係者が祝辞を述べ、第二部ではエンゼルスクールやエンゼルホームの児童生徒らによるバングラデシュの歌や踊り、また着物や浴衣を着ての「花笠音頭」や「花嫁人形」「楽しいひな祭り」のメロディに合わせての踊りなどが披露され、参加者は日本の情緒ある音楽や踊りに大きな拍手を送りました。
第一部で、現地責任者のアジズル・バリは1984年にバングラデシュを訪問した川村百合子前代表が今日まで校舎の寄贈や奨学金制度の普及に力を入れてこられた土台の上にYURIKOエンゼルスクールが建設できた経緯を語り「わが校の教育方針としては学力を自慢しない、優れた人間を育てたい」と抱負を語りました。また現地のNGO代表、ブイヤン氏は「こんなにすばらしい学校はバングラにはほかにない」と称賛。「世界で安全な国は日本とシンガポールだが、シンガポールは法律の規制で実現したのに対して、日本は教育で実現させた。この国もすぐれた教育で安全を獲得しなければならない」と呼びかけました。
東村代表は「この美しい立派な校舎で、多くの子供たちが懸命に学び、友達と愉快に遊びまわり、やがてたくましく育っていくかと想像するだけで私の心には大きな期待と夢が広がって参ります」「ここで育った子供たちが祖国を担っていけるような人の役に立つ、愛のあふれた人に育っていただけることを切にねがっています」と語りました。
竣工式が行われた12月5日は故・川村百合子前代表の生誕80年記念日。式にはストの影響で駐バングラデシュ全権大使の井上正幸様が出席できず、お祝いのメッセージが届けられました。このYURIKOエンゼルスクールの建設には「草の根無償資金協力」より建設費の支援がありました。
第二部では、日本から参列したボランティアメンバーの指導による着物の踊りや、岡田早苗さんと東村眞理子代表のお琴の演奏、また「舌きりすずめ」の紙芝居が披露され、参列者から盛んな拍手を受けました。
続いてテープカット、記念撮影が行われたあと子供たちは早速、真新しい教室に向かい、記念のお菓子をいただきながら、翌日からの授業に胸を膨らました。
この竣工式には東村代表のほか、エンゼル協会の前田泰宏、鴨野理事を含む計11人が日本から参列しました。
<YURIKOエンゼルスクール校内の様子>
朝礼で運動場に整列する生徒達
授業風景
正面玄関
職員室
美しいデザインの廊下