国際エンゼル協会

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奨学生からの便り〜卒業後の報告

2025年09月06日

 皆様、こんにちは。私はラザウル・カリムと申します。この度は皆様からのご支援にお礼を申し上げる機会をいただきありがとうございます。皆様のおかげで今の自分があること、私は強く心に思っております。皆様へは言葉で言い表せないほど多くの支えをいただきました。それは単にお金だけでなく、心までもいただいておりました。
 私の故郷はガジプール県から車で2時間ほど南東に位置するクミラ県の中でも辺境の田舎村になります。そこには大きな産業などなく、父も小規模の農家で一家の生計を立ててくれていました。もちろん収入は十分では無く、家族が生きていくだけで精いっぱいで、私の教育費を捻出するのにいつも大変苦労していました。そのような折りに皆様からの奨学金をいただいくことができ、私はお金のことを気にすることなく勉強に集中することができました。そしてそのおかげで私はノートルダム高校、ダッカ大学とバングラデシュで有名な学校へ進学でき、今は銀行員として働くことができています。
 もしあの時国際エンゼル協会からの奨学金をいただけていなかったら、きっと今の私はもっと違った人生を歩んでいたでしょう。それは決して私の望む人生とは程遠いものです。私はいつまでも、皆様の優しさを忘れることはありません。皆様の偉大な愛の心が、これからも貧しさで困っている多くの学生達に届きますように。

 
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ラザウル・カリム(ソナリ銀行メグナ支店 総務責任者)


☆ 過去の奨学生の便り ☆

識字教室生徒紹介

2025年09月05日

ゴラピ・アクターさん (38歳)

住  所:カパシア群トッラパラ村
家族構成:夫(左官職人)、こども3人

 私はガジプール県カパシア群のトッラパラ村に住んでいるゴラピ・アクター38歳です。トッラパラ村は田んぼの広がるカパシアの中でもさらに田舎にあります。私には左官職人の夫と3人のこどもがいます。
 私は14歳の時に結婚しました。当時はトッラパラ村の隣に住んでおりました。ここも同じように田舎の村で、住んでいる人は皆経済的に貧しい人ばかりでした。私には兄弟姉妹が7人にて、当然のように貧しい我が家の家計には私達を学校に通わせる余裕がありませんでした。そのうえ村には学校がなかったため、両親はこども達を学校に通わせることなど考えもせず、教育には関心をもっていませんでした。
 私は文字の読み書きができません。小さなころから学校に通うこともなく、結婚してからは家庭のことで精一杯で、学び直すことなど考えもしませんでした。しかし、国際エンゼル協会の識字教室の存在を知った夫が「ぜひここに通って教育を受けると良いよ。それはきっと君の人生を豊かにしてくれるから」と識字教室に通うことを勧めてくれました。それまでの私はこども達が学校に通うことにそれほど興味がありませんでした。私自身、教育を受けていなくても何とか生活ができていたからです。しかし今、私は教育の必要性を理解するようになりました。こどもの学校についても関心を持つようになりました。
 教育は人の人生を変えてくれる力があることを知りました。これらは全て皆様の識字教室に出会えたからに他なりません。私に教育を受けさせてくれて、本当にありがとうございます。またこの場をお借りして、家庭の事ことがあるにも関わらず快く送り出してくれた夫にも心から感謝の気持ちを伝えたいと思います。


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      ゴラピ・アクターさん(中央)


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奨学生からの便り〜卒業後の報告

2025年08月13日

 皆様、こんにちは。私はリアズウディンと申します。カパシアのゴシュルガンジという村で生まれました。父は日雇い労働者で、私が小学5年生の時に亡くなりました。私達5人兄弟で、父の死後は非常に困窮しました。当時、兄と私は家政婦のような仕事をしながら学校に通い、家族の生活を支えていました。
 6年生の時、私の困難な状況を見かねた学校の先生が国際エンゼル協会の奨学金を紹介してくれました。当時の我が家の家計は限界にきており、皆様からの奨学金を受けることができなければ私の学業がそこで途絶えていたでしょう。その後、2006年から2021年の15年に及ぶ長きにわたり皆様からの支援をいただきました。おかげで無事修士課程を卒業することができました。
 私は2025年1月より国立アクバル・アリ大学にて経済学教師として勤務しています。そこでは授業料を払えない、教科書を買えない学生に経済的な援助活動をしています。皆様の長年の支援への恩返しとして社会に還元していけたらと思います。改めて皆様へ心から感謝の気持ちをお伝えします。ありがとうございました。 


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リアズウディン(国立アクバル・アリ大学経済学教師)




☆ 過去の奨学生の便り ☆

「エンゼルニュース」7月号を発行しました

2025年07月13日

エンゼルニュース

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6月8日(日)楽しいボランティひろばを開催しました

2025年06月16日

ボランティアセンターで開催された「楽しいボランティアひろば2025」には多くの方々がご来場され、活動紹介や手芸品、ノクシカタ刺しゅう製品の展示販売、その他にも様々なワークショップや模擬店など、小さな子どもさんから大人まで皆さん一日楽しく過ごしていただきました。

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  ビデオや展示で国際エンゼル協会の活動を紹介


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   楽器の展示やバングラデシュに関するクイズ
 
 
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 バッグや小物入れ、人形などの手作り作品展示販売


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  バングラデシュのノクシカタ刺しゅう製品の展示販売


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     「リースづくり」体験コーナー


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    バングラデシュのサリーの着付け体験


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風鈴作り・風船当て・ヨーヨー釣りなど人気の子どもコーナー


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みんなで大きな声で笑って気分もすっきり!笑いヨガ講座


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サモサ・タコス・キーマカレー・焼きそば・チュロスなどの模擬店


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 冷やしぜんざい、チャイなどを販売した喫茶コーナー 


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      毎回人気のタロット占いコーナー
  
 
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「あなたの健康度を計測します」健康チェックコーナー


本協会の活動を皆様に知っていただく目的で始まったこのイベント、回を重ねるごとに多くの方々の参加があり、楽しい輪が拡がっています。今回も楽しい出会いと交流の場となりました。ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。


★このたびの手芸品の売上や模擬店などの収益は、バングラデシュなど途上国のこども達の教育支援のために役立てさせていただきます★

識字教室生徒紹介

2025年06月16日

マルジア・ベグムさん (54歳)

住所:カパシア群パナルハウラ村
家族構成:夫(農業)、息子2人、娘3人

 私は1971年に生まれました。この年はバングラデシュがパキスタンからの独立を勝ち取るための戦争が行われた年で、バングラデシュはこの戦争によって自由を得ましたが、同時に多くの被害も被ってしまいました。私が育った村には学校は無く、また交通も未発達であったため他の村にある学校に通うことはできませんでした。独立戦争後のバングラデシュは多くの国民が生活するだけで精一杯でした。国民の教育への関心は低く、特に女の子には教育の必要がない、早く結婚するべきだとの考えが主流でした。そして私は12歳の時に結婚しました。
 私は貧しいながらもたくさんのこどもに恵まれ、日々幸せに生活しています。しかし今、バングラディシュの中で教育への関心が高まっており、私もこどもの頃に学校に通うことが出来ていたなら人生がどのように変わっただろうか、と考えることがあります。当時に戻ることはできませんが、今私は教育を受けることが出来ています。このような機会は訪れることは無いと思っていたので、本当にうれしく思っています。私の人生に教育を受ける機会を作って下さった国際エンゼル協会の皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。 

 
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識字教室生徒紹介

2025年05月10日

パピア・スルタナさん 「40歳)

住所:カパシア郡トラパラ村
家族構成:夫(学校の夜間警備員)、息子1人、娘2人

彼女は子供の頃、家庭が貧しくて満足に学校に通うことができませんでした。また、父親も女の子が学ぶ必要はないと考えており、早く結婚して家庭に入る事を望んでいました。そのため彼女は14歳の時に今のご主人と結婚することになり、今は3人のこどもと家族5人で生活しています。
「今回識字教室に参加することができ、学ぶことの楽しさを知ることが出来ました。こども達も学校に通い、家では私と一緒に勉強しています。皆様が識字教室を実施して下さっていることに心から感謝申し上げます」と感謝のメッセージをいただきました。


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バングラデシュからの報告〜DCEFプログラム

2025年05月09日

国際エンゼル協会では奨学金を渡す際に学生達を集め、奨学金支援プログラムを行います。そこではこの奨学金の原資は日本の皆さんの善意によるものであることや、人生において学ぶこととはどういうことかなど、様々な話をしています。学生達は日本の皆さんへの感謝の気持ちを忘れず、日々勉学に励んでいます。


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バングラデシュからの報告〜理学療法センター

2025年05月03日

エンゼルクリニックに、新たに理学療法センターを開設しました。コナバリ周辺には理学療法を受けられる施設が少なく、あっても高額なため地域の方は継続して通うことが困難でした。皆さん今回の理学療法センターの開設をとても喜ばれています。

「この度は理学療法センターを開設していただきありがとうございます。私と叔父は開設初日に理学療法を受けました。スタッフの方も皆親切で献身的に施術してくださいました。この地域では理学療法を受けられるところが少なく、またこんなにも丁寧にして下さる所は他にありません。皆様の善意のサービスが私達多くのバングラデシュ人を救って下さっていることに心よりお礼申し上げます」


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バングラデシュからの報告〜識字教室生徒紹介

2025年04月12日

モシェダ・アクターさん (45歳)
住所:カパシア郡ロハディ村
家族構成:夫(農業)、息子2人、娘1人

 彼女は小学校2年生まで学校に通っていました。その時の楽しかったことはなんとなく覚えているそうですが、文字や勉強のことは覚えてないそうです。大人になってから学ぶことの大切さを理解したのですが、農村で生活してると大人の女性が学び直すような場所や金銭的な余裕も全くなく、このように無料で識字教室を開催していただけることに心より感謝されています。

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